茨の道も一歩から

漢の生き様、魅せます

愛と憎しみのジャビット

長く辛い梅雨も明け、夏本番となろうとしている時期、私はいつも「彼女」のことを思い出す。

当時私は築40年以上は経っているであろうアパートに住んでおり、隣の部屋には女性が一人で住んでいた。仮にNさんとしておこう。

Nさんは見た感じどことなく哀愁漂う、一見すると30代、いや、40代にも50代にも見える女性だった。要するに年齢不詳。

そう。その日はとても暑い夜だった。
ベッドに仰向けに寝そべり、汗が首すじを伝うのを感じながらタバコの煙で輪っかをつくる練習をしていた私はその「声」で我に返った。



「い”やぁ”あああぁ”っ!」



一瞬、近所のノラ猫が発情したのかと思った。
しかし、それは間違いなく人間の女性の声だった。
そして、その声の主は隣人のNさんだった。

この叫び声の原因は何か?
一瞬引いたが、冷静になっていくつか仮説を立ててみた。

仮説1 ゴキさん来襲でNさんパニック
仮説2 ストレッチをしていたら足がつってしまいNさん悶絶
仮説3 友達に勧められ、TUTAYAで全巻借りた「東京ラブストーリー」の終わり方に納得がいかずNさんマジ切れ

1分ほど考えた私はある結論に達した。

「ま、いいか」と。


次の日、布団を干すためにベランダに出て何気なく横を向いた私は、信じられないものをみた。



images.jpg




そう。ジャビットくんがベランダにいたのだ。
ジャビットくんといってもただのジャビットくんではない。
いや、ただのジャビットくんなのだが、一つの重要な特徴がある。

そのジャビットくん、物干竿に逆さに吊るされていたのだ。

多少のことでは怯まない私だが、この時ばかりはドン引きさすがに怯んだ。
そして考えた。

疑問1 何故ジャビットくんを吊るし上げなければいけないのか。
疑問2 百歩譲って、Nさんは単にジャビットくんを干していたとする。でも、何故、干さなければいけないような使い方をしたのか。

そしてまた仮説を立てた。

仮説1 昨日は巨人戦があり、永遠のアンチ巨人なNさんは贔屓(ひいき)のチームが負けた腹いせにジャビットくんを吊るし上げた。
仮説2 昨日は巨人戦があり、自他共に認めるG党のNさんはジャビットくんと(以下自粛
仮説3 昨日は巨人戦があり、東京ラブストーリーの終わり方に納得のいかなかったNさんはジャビット(ry


……許しを乞うような、悲しそうな目をしながら逆さに吊るされているジャビットくんをみていたら、目から熱いモノが溢れてきた(眠くてあくびをしたから)。

「わかったよジャビット。見なかったことにするから」
心の中でそう言い聞かせた私はシケモク(※1)に火をつけた。

かくして、ジャビットくん事件は迷宮入りとなった。
この話には後日談があるが、それはいずれ尾ひれをつけてお話ししよう。

※1 吸ったあとの煙草。

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  1. 2008/07/16(水) 21:31:34|
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小ネタ日記

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  1. 2008/01/03(木) 18:13:59|
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今日のユニクロ

その日、私はどうしても「ユニクロ」のスウェットパンツが欲しかった。
別にレジのお姉ちゃんがかわいかったとか、お姉ちゃんがかわいかったとかいうワケではない。
ただ単にスウェットパンツが欲しかったのだ。

当時私は車を持っておらず、しかも引っ越したばかりだったため現地の地理には疎かった。
そこで、たまたま見つけた朝刊の折込チラシを頼りに「ユニクロ」を探すことにした。

チラシでみる限りでは、近隣に4店舗あるらしい。
移動手段が電車であったため、地図上で駅に一番近い(ように見えた)店舗を目指すことにした。

電車に揺られること1時間。




ん?1時間???

予定では10分ほどで着いているはずだったのだが、乗りかけた船。
根性で乗り切る。

無事に駅に着き、無意味に記憶した地図を頼りに歩く。

―30分経過― まだユニクロは見えない

―1時間経過― まだ(ry

1時間30分ほど歩いたところでふと思った。
「遠すぎじゃね?てか、遠すぎだっていうコトに気づくの遅すぎじゃね?」と。

そこで意を決した私は、ユニクロに電話してみた。

トゥルルルル・・・・ガチャン!

店員「ありがとうございます。ユニクロ○○店です」
私「今、そちらに向かってるんですが、なかなか店が見つからないんですが・・・」
店員「今はどの辺りにいらっしゃいますか?」
私「○○電気の前にいます」
店員「そこからだとすぐ近くですよ。そのまままっすぐ行ってもらって、突き当たりの信号を左折→そのまままっすぐ走ってもらえれば右手に見えます」
私「そうなんですか。ありがとうございます」

・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・ん?


一瞬、聞き間違えたかと思った。
正直、耳を疑った。
でも、確かに店員はこう言った。
「走れ」と。

何故走らなければいけないのか。
走らなければいけない理由があるのか。
理由として考えられるのは

1、実は店が移動している
2、実は店がラピュタ
3、実は店が屋台
4、実は店が(ry

どれもありえr・・・・ないか。

念のため恐る恐る聞いてみた。
















































私「あのぉ〜、ちょっと質問していいですか?」
店員「どうぞ〜」








































私「・・・・走らなきゃいけないんですか?
















店員「え!?」
私「・・・・・・え?」
店員「・・・プッ」
私「・・・・・・」
























今、私は優雅なスウェットライフを満喫している。
どうやってスウェットを入手したかについては、いずれ尾ひれをつけてお話ししよう。

※実話です。

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  1. 2007/12/16(日) 14:53:43|
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